出会いは突然やって来た。 ティトゥワンから65kmほど南下してやってきたシェフシャウエン(Chefchauen)に甚く驚いた。なんと、街が青いのだ。だがそれは青々しいわけではなく、基調としている白の中で青が映えている。そのコントラストが素晴らしく、メルヘンちっくでかわいらしい。ゆっくりと時間が流れている小さな街は、喧騒に疲れた旅人の心を癒すだろう。約2年間を旅してきた中で、最も気にいった街の1つとなった。 シャウエンではスペイン語が通じることが多かった。スペインからさほど離れていない立地という理由はあるが、スペインから逃れてきたイスラム教徒によって人口が増加した経緯があるためらしい。スペインを出たばかりでスペイン語を使いたい病にかかっていたため、英語よりもスペイン語での会話を楽しんだ。モロッコの公用語であるアラビア語とフランス語を早く勉強せねば。 この街のモロッコ人はティトゥアンやこの後訪
![シェフシャウエン:モロッコの世界一メルヘンな青い街 | takahirosuzuki.com](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9acbae126e82bd92e749b760b438898e0dd306f6/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fi0.wp.com%2Ftakahirosuzuki.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2011%2F11%2F1-265.jpg%3Ffit%3D500%252C375%26ssl%3D1)