NHKの籾井勝人会長は4日、局内向けの年頭あいさつで、昨年大みそかの第66回紅白歌合戦について、「新聞では史上最低(の視聴率)と言われているが、私自身、紅白を見て、もしかすると視聴率が間違っているんじゃないか、と思うくらい良かったと思う」と自賛した。 籾井会長のもとには「例年とはまた一味違った形で良かった」という好意見が多数、寄せられているといい、「非常にバランスが取れ、NHKらしい企画だった」と現場をねぎらった。 ビデオリサーチによると、昨年の紅白歌合戦(総合テレビ)の平均視聴率は、関東地区で第1部(午後7時15分~)が34・8%、第2部(午後9時~)が39・2%。第2部は2部制となった平成元年以降、歴代最低だった。 一方、籾井会長は昨年、報道番組「クローズアップ現代」でやらせが指摘された問題や関連団体などで不祥事が相次いだことを受け、「NHKという世界に冠たる放送局の誇りを持って