以前、この連載でも取り上げた、ゲームソフト「アサシンクリード シャドウズ」に関する、いわゆる「アサクリ問題」が、今も炎上を続けています。様々なところへ飛び火し、5月時点では考えられないほど大きくなって、アサクリの制作・発売元であるUbisoftが謝罪文を公開するに至りました。 この問題、何が起こっているのか非常に分かりにくくなっていますので、今回はその内容を整理してみたいと思います。 アサクリ問題は、アサクリ シャドウズの主人公、ならびにゲームの内容についてまとめた動画が公開された日に始まりました。日本が舞台のゲームなのに、主人公が黒人の侍「弥助」であったことと、映像内の日本の描写におかしな部分が散見されたこと、この2点が炎上の火種となりましたが、それだけなら少なくとも日本国内でここまで大きく燃えることはなかったでしょう。ゲームのトンデモ表現なんて、洋の東西を問わず日常茶飯事です。 しかし