ついに公開した自作詩も100編目となるので、今日は10代の頃に書いた詩ではなく、20代の頃に書いた詩をポエムノートの中から選んでブログに投稿してみようと思います。その後に、いつものように初老になって自作詩を読み返した感想を書きますね。 ポエムノートに書かれた若かりし頃の痛いポエムをブログに投稿するという苦行を最後までやり遂げたいと思っていますので、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。 『丸い月』自作詩100編目 自作詩を読み返した感想 『丸い月』自作詩100編目 蒸し暑い物置のようなこの部屋で、当たり前のように隣で眠る人がいる。 私は静かにゆっくりと起き上がり、真夜中の散歩へと繰り出した。 川沿いには無数の名も知らない木が申し訳なさそうに立っている。 いつから自然は人間に遠慮をするようになったのだろう。 夏の湿った風が吹きつけ、名も知らない木の葉がヌメリとゆれ、私は顔をしかめた。 川