アメリカのトランプ大統領が10日、ジョン・ボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)を解任したとツイッターで明らかにした。ボルトン氏はこれまでイランや北朝鮮に対する軍事行動に賛成し、両国の体制転換(レジームチェンジ)を目指してきた。対外強硬派の筆頭格のボルトン氏がいなくなることで、トランプ政権のタカ派路線が弱まり、対イランと対北朝鮮の外交政策が今後ぐっと軟化する可能性がある。 また、日米同盟の重要性と強化を訴え続けてきた知日派のボルトン氏が米政権を去ることで、日米同盟のいわば「大きな重石」が消え、トランプ大統領の同盟軽視が進む恐れがある。 ●トランプ大統領の電撃解任ツイートボルトン氏解任を電撃的に発表したトランプ大統領のツイートの言葉のトーンは厳しい。 「私は昨晩、ジョン・ボルトンにホワイトハウスで彼の務めがもはや必要ないと伝えた。私は彼の進言の多くに強く反対してきた。政権内の他の人々もそう