県教育委員会文化財課は12日、鋸南町沿岸の東京湾浮島沖で幻のイソギンチャクを国内では約110年ぶりに発見したと発表した。県立中央博物館分館海の博物館(勝浦市)などがDNA情報を解析し、同日発行された日本動物分類学会国際学術誌「スピーシーズ・ダイバーシティ」に掲載された。同館によると、幻とされていたのは「ドフラインイソギンチャク」。比較的大きい上に、触手が太く、先端が丸みを帯びているのが特徴という。 明治37(1904)年にドイツ人研究家のフランツ・ドフラインが神奈川・三浦半島の城ケ島沖で採集し、4年後に新種として発表された。しかし、その後は研究者の間でも他の種類と混同して認識され、調査も進んでいなかった。 海洋生物の調査を行っていたお茶の水女子大の広瀬慎美子特任講師の研究チームが平成24年10月、浮島沖の水深100~200メートルの海底を調査した際に特徴がよく似た個体を発見。同館などと共同
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