・ずっと原稿。 ・市田良彦『ランシエール 新〈音楽の哲学〉』やっと読了。色んな意味で破格で異様な本だった。たとえばですよ、 かんたんに言えば、何をどう描いてもよいという条件のもとで美しくあるーーこれがそもそものはじまりから芸術であったわけである。シェーンベルクが調性を、オーネット・コールマンがコードと小節構成を捨てるはるか以前に、芸術なるもの自体が「デレク・ベイリーしていた」と言ってもいい。この基準にしたがえば、サンプリング美学あるいはある種の懐古主義としてのポストモダニズムは歴史的規定としては存在する資格さえ失う。新しい美を生む手法は、最初からなかったのであるから。何をどう描いてもよい、とはそういうことだ。(P82) とか。超オモシロそうでしょ!。市田氏ってこんな人だったのかーニューアカ〜『GS』の頃から、「浅田彰よりキレ者」などと言われてたけど、とにかく読める文章があまりにも少ない人な