中国の首都、北京(Beijing)の798芸術区(2008年5月25日撮影)。(c)AFP/VOISHMEL 【6月2日 AFP】中国の首都・北京(Beijing)の「798芸術区」で英国出身のタムシン・ロバーツ(Tamsin Roberts)さんが2年前から経営していた画廊「レッドT」は最近、ブルドーザーで撤去されてしまった。この場所に6階建ての駐車場が建設されるためだ。 駐車場は、8月の北京五輪期間中に訪れる観光客の増加を当て込んだものだ。ロバーツさんは、芸術家やギャラリーに愛されてきたクリエイティブで先端的な街区が、観光名所の一つになり下がってしまうと嘆く。 「ここに初めて来たときには、ギャラリーよりもアーティストの数の方が多く、アングラな雰囲気だった。でも今ではオルタナティブとはほど遠い。新生798区は多くの人に愛されるだろうが、同時に(賃貸料が)とても高くなり、排他的になるだろう
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