●地元美術誌が特集号 国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2010」の開幕を21日にひかえて、名古屋の美術批評誌「REAR(リア)」がガイドブックを兼ねた特集号を発行した。「愛されるトリエンナーレへ」と声援を送っている。 「リア」は2003年創刊。名古屋ボストン美術館館長の馬場駿吉さん、名古屋芸術大学准教授の高橋綾子さんら美術関係者6人が編集し、現在は年3回刊行している。 今月発行の24号でトリエンナーレの特集を組んだ。現代美術展に加えて舞台芸術公演や映像作品の上映もある「あいち」の特徴をふまえて、各分野を担当するキュレーター(学芸員)4人のインタビューを巻頭に掲載。外部の評論家による寄稿や第2回開催に向けた辛口の評論などが続く。「戦後名古屋の現代美術史入門」という小特集も盛り込んだ。 ガイド欄には、会期中に東海地方の美術館やギャラリーで開かれる展示情報も掲載。トリエンナーレから地域の