現代アイルランドを代表する画家リチャード・ゴーマンは、1946年ダブリンに生まれました。名門トリニティ・カレッジで経営学を学び自動車業界に就職しますが、少年の頃からの画家への夢を断ちがたく、30歳にして美術大学へ入学しました。面と線による単純な形と純粋な色彩で抽象美を追究する作品の数々は、欧米で高い評価を得ています。 当館では1999年開催の「リチャード・ゴーマン展 アイルランド──奇跡の抽象」において公立美術館としては国内で初めてゴーマンを紹介しました。彼と日本の関係は深く、90年代初め福井県今立町(現:越前市今立郡)に長期滞在し自ら和紙を漉くことから始まり、以後も定期的に来日しては大きいものでは畳一畳ほどもある和紙作品を制作しています。 「私の作品を見るときには論理的思考をつかさどる『左脳』を使って解釈しようとするのではなく、空間のつながりを感じる力をもつ『右脳』を使って色や形を楽しむ
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック「ムーラン・ルージュ」1891年 大阪市は16日、今年末で休館するサントリーミュージアム「天保山」(同市港区)について、サントリーホールディングス(同市北区)から建物を無償譲渡してもらい、当面の運営費などとして7億円の寄付を受けることで合意したと発表した。 市は同社から計約2万点のポスターコレクションの寄贈も受ける。その中には、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックの「ムーラン・ルージュ」1891年など4600点からなる、世界有数の「グランヴィル・コレクション」も含まれる。 市によると、北区中之島に2016年度中の整備を目指している「近代美術館」が完成するまで、同ミュージアムを市所有のコレクションの展示場などに活用する。平松邦夫市長は「サントリー創業の地である大阪の文化振興に貢献しようという提案で、ありがたい」と述べた。(島脇健史)
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く