3月9日の山陽新聞の記事から 林原美術館の収蔵品 散逸防止を 会社更生手続き中の林原(岡山市北区下石井)のメセナ事業法人で、林原美術館(同区丸の内)を運営する財団法人林原美術館(理事長・石井正弘岡山県知事)は8日、同市内で役員会を開催。収蔵品の散逸防止を求める嘆願書を、更生計画案を策定する更生管財人などに提出することを了承した。 役員会には理事、評議員ら約30人が出席(石井知事は県議会本会議のため欠席)、非公開で行われた。 関係者によると、役員会では、更生手続きによって、同財団の所有品(約1万件)とは別に、同社や前社長らからの指定文化財を含む寄託品の散逸を懸念する声が浮上。岡山ゆかりの資料も多く、文化財保全の観点から、従来通りの一括保存を求める考えでまとまった。 県内外の文化、政財界関係者らに署名を呼び掛けるなど、幅広く嘆願書への協力を要請。できるだけ早期に更生管財人と、同計画案提出先の東