山種美術館(渋谷区広尾3、TEL 03-5777-8600)で現在、創立45周年記念特別展「ザ・ベスト・オブ・山種コレクション」が開催されている。 1966(昭和41)年、山種証券(現・SMBCフレンド証券)の創始者である山﨑種二が個人で集めたコレクションを基に、日本初の日本画専門の美術館として開館した同館。1998年には、設備の老朽化に伴い創業地日本橋から桜の名所・千鳥ケ淵近くに仮移転。現在の建物は2009年に竣工、同年10月に再オープンした。 同館のコレクションは奥村土牛、加山又造、平山郁夫など明治から平成までの「画壇をリードしてきた」作家の日本画を中心に、「質・量ともに国内外随一」を誇る日本画家・速水御舟のコレクション、江戸絵画、東洲斎写楽や葛飾北斎などの浮世絵、近代の洋画など。 期間中、重要文化財の「炎舞」(速水御舟)や同館のために制作された「満ち来る潮」(東山魁夷)、「満月光」(
建築家の菊竹清訓さん死去 1月5日 15時5分 愛知万国博覧会の総合プロデューサーや江戸東京博物館の設計などで知られる建築家の菊竹清訓さんが、先月、心不全のため東京都内の病院で亡くなりました。83歳でした。 菊竹さんは福岡県の出身で、大学卒業後、建設会社勤務を経て昭和28年に設計事務所を開きました。5年前に亡くなった建築家の黒川紀章さんらと共に、新陳代謝を意味する「メタボリズム」というグループを結成し、建物や都市は社会や人口の変化に合わせて形を変えるべきだと提唱し、新しいスタイルの建築を次々と手がけました。特に「スカイハウス」と名付けた自宅は、正方形の部屋の周りに取り替え可能なキッチンやバスルームが取り付けられた斬新な設計で注目を集めたほか、江戸東京博物館や九州国立博物館など大型の公共施設の設計で高い評価を受けました。また万国博覧会の設計も手がけ、昭和45年の大阪万博ではシンボルとして建て
国立国際美術館(大阪市北区中之島4、TEL 06-6447-4680)で1月7日より、草間彌生さんの新しい絵画シリーズを日本初公開する展覧会「草間彌生 永遠の永遠の永遠」が開催される。 草間彌生 《果てしない人間の一生》 2010 草間さんは1929(昭和4)年、長野県松本市生まれ。10歳ごろから水玉と網模様をモチーフにした絵を描き始め、1957(昭和32)年の渡米後は、巨大な平面作品、ソフトスカルプチャー、鏡や電飾を使った環境彫刻を発表。1960年代後半にはボディーペインティング、ファッションショー、反戦運動などを行いながら、映画や新聞などのメディアを使った表現にも着目。1973(昭和48)年の帰国後は美術作品の制作発表を続けながら、小説、詩集も多数発表した。 同展では、草間さんが2009年から創作意欲を傾注してきたという新しい絵画シリーズ「わが永遠の魂」の中から47点を展示。同絵画シリ
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