スイス人画家ミリアム・カーン氏の作品(2022年4月20日撮影、資料写真)。(c)Vincenzo PINTO / AFP 【5月8日 AFP】仏パリの美術館「パレ・ド・トーキョー(Palais de Tokyo)」は7日、スイス人画家ミリアム・カーン(Miriam Cahn)氏の展示作品が男に塗料をかけられる被害に遭ったと明らかにした。 被害を受けたのは「Fuck abstraction!」と題する絵画作品。顔のない屈強な男性が、後ろ手に縛られたもう一人の人物に性的暴行を加えている様子が描かれている。 2月中旬から展示されていたが、暴行されているのが子どもに見えるとして批判の声が上がっていた。子どもの権利擁護団体は、児童ポルノだとして撤去を求めていた。 これに対しカーン氏は、性的暴行が「戦争における武器」として使われており、「人道に対する罪」であることを表現したものだと反論している。 男