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ブックマーク / kus.hatenablog.com (5)

  • 「メディア芸術」日本代表、ブラジル遠征――FILE SP 2014リポート - I Get Around the Media メディア回游

    ブラジル、サンパウロで毎年開催される国際メディアアート・フェスティバル「FILE」に、文化海外メディア芸術祭等参加事業の一環として日人アーティストを派遣出展することになり、その企画展のディレクションを担当しました。 日の企画展示「Where Heaven meets Earth(天と地の出会う場所)」は、8組のアーティストによる4章立ての構成で、上昇と下降、物質と情報、現実性と抽象性、回転と浮遊といった対比的なアングルから、現代日のメディア芸術表現に見られる特徴を明らかにしていこうというもの。 アニメ、音楽、メディアアート、現代美術など異なる領域の表現者を一堂に会し、さらに古くは浮世絵に見られる斬新な視覚表現との関連も暗示させるものとしました。 さらに詳しいコンセプトについては、プレスリリースに寄せたテキストをご覧ください。 文化庁プレスリリース(日語)、フライヤー(ポルトガル語

    「メディア芸術」日本代表、ブラジル遠征――FILE SP 2014リポート - I Get Around the Media メディア回游
  • 柳宗理と栄久庵憲司 - I Get Around the Media メディア回游

    『リアルデザイン』No.59(2011年5月号)のBOOK欄(p.24)で『柳宗理 エッセイ』と栄久庵憲司『袈裟とデザイン』の2冊を並べて書評をした。 それぞれ戦後日を代表するインダストリアル・デザイナーだが、ふたりの接点は意外なことにあまりないのではないか。調べた限りでわかるものは横浜市営地下鉄(1973年、駅構内設備設計=柳宗理、サイン計画=GKデザイン、カラー計画=粟津潔)くらいしかないのだが、ふとわが家のキッチンにふたりの作品が並んでいることに気が付いた──醤油用の容器である。 わが家では栄久庵憲司のキッコーマン醤油びん(1961)は調理用に使われ、柳宗理の白磁の醤油差し(1956)は卓で客人をもてなし、ともに使い終わるとキッチン台に並べて置かれる。とくに意識していたわけではないが、ふたつ並んだ姿も美しい。 ↓拙稿掲載誌はこちら↓ Real Design (リアル・デザイン)

    柳宗理と栄久庵憲司 - I Get Around the Media メディア回游
  • 蔡國強との対話――黒い花火、白い飛行機雲 - I Get Around the Media メディア回游

    いま発売中の『美術手帖』最新号(2009年1月号)に、蔡國強さんにインタビューをした記事が掲載されています(ARTIST INTERVIEW)。北京オリンピックの開会式の花火がCGだったという報道に気を揉んでいた僕としては(8/13付ブログ「北京五輪開会式:蔡國強の花火のCG問題を推論する――真偽を越えて」)、マスコミが煽る中国イメージを越えたところで人の声が聞きたかったわけで、その希望が今回インタビュー取材というかたちでかなったものです。 ちなみに、29個の足跡の花火は実際に打ち上げていたことも無事人の口から確認できました。それでもCGを使った理由について、そして、スピルバーグの芸術顧問辞任劇の裏話やチャン・イーモウとの関係などについてもしっかり話してもらいましたので、ことの詳細はぜひ『美術手帖』を読んでみてください。 インタビューはヒロシマ賞受賞記念展(1月12日まで)のために来日

    蔡國強との対話――黒い花火、白い飛行機雲 - I Get Around the Media メディア回游
  • 「KRAZY!」展フォトツアー - I Get Around the Media メディア回游

    バンクーバー美術館で開催中の企画展「KRAZY!:アニメ+コミックス+ゲーム+アートの熱狂的世界」のディレクターであるブルース・グランヴィルさんから会場風景の写真が送られてきたのでここに紹介します。展示空間デザインはアトリエ・ワンによる。 ▲まずは会場入口。「K」スペリングのクレイジーは、ジョージ・ヘリマンの「Krazy Kat」(1913-43)やアンダーグラウンド・コミック誌『Krazy』(1976-)など、北米のサブカルチャーを象徴する言葉といえる。クレイジーには直訳的な意味から”狂気”っぽい印象をもつ人もいるかもしれないが、それをいうならむしろ”熱狂”に近いマニア系の雰囲気をもつ言葉。日語でもたとえば「ヤバイ」同様、来のネガティブな意味とは逆に面白く先鋭的な価値観を表すものでしょう。 ▲カートゥーンアニメーションの展示コーナー。 ▲グラフィックノベルの展示コーナー。 ▲展覧会の

    「KRAZY!」展フォトツアー - I Get Around the Media メディア回游
  • 「KRAZY!」展に投げかけてみたこと - I Get Around the Media メディア回游

    共同キュレーターとして参加した企画展「KRAZY!:アニメ+コミックス+ゲーム+アートの熱狂的世界」が、バンクーバー美術館(Vancouver Art Gallery)で始まっています。先日カタログがようやく届いて今その全体像をようやく知りえたところ(ちなみにカタログはまだAmazonでは買えない様子。洋書店への入荷状況等も発見したらまた記すことにします)。 ウェブで検索してみたら『バンクーバー経済新聞』にさっそく記事になっているのを見つけました。 『バンクーバー経済新聞』5.26付 この展覧会は、20世紀以降の北米のコミックス、ヨーロッパのグラフィック・ノベル、日のマンガ、アニメ、そしてTVゲームやそれらをテーマにした現代の芸術表現を、国境や言語を越えた国際的な視野で取り上げたもので、北米からは名作『マウス』で知られるアート・スピーゲルマンがグラフィックノベル部門を、ドリーム・ワークス

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