JR東日本のダイヤ改正で定期運行が廃止となった寝台特急「あけぼの」(上野―青森)と弘南鉄道のラッセル車の立体交差が15日、失敗に終わった2日に続き、青森県弘前市内の鉄橋で試みられた。 再挑戦は成功し、集まった約100人の鉄道ファンたちから歓声が上がった。 交差する踏切付近にはファンたちが陣取り、その瞬間を待ちかまえた。先に到着したラッセル車が鉄橋の上で一時停止し、午前10時頃、「ピー」と汽笛を鳴らしながら到着したあけぼのの下り最終列車と交差すると、ファンは「きたきた」などと歓声を上げ、盛んにシャッターを切った。 茨城県ひたちなか市から訪れた会社員(47)は「今回は成功してラッキーだった。交差を見ることができて興奮した」と笑顔で語った。弘前市の小学3年生(9)は「とてもかっこよかった」と目を輝かせた。