航空会社スカイマークの新制服が、波紋を広げている。客室乗務員(CA)に着用させるのは、ひざ上15センチのミニスカート。荷物の上げ下ろし時、太ももがあらわになる。CAの労働組合の一つは「業務に支障があり、セクハラの観点からも問題だ」と国に指導を求めた。 新制服は、5月に導入する中型機エアバスA330のキャンペーン。同機が就航する羽田―福岡線など3路線で半年ずつ、来月から順次着用させる。スカイブルーのワンピースで、体の線がはっきり出る。年数回は飛行機に乗るという公務員男性(36)は「男としては興味がある。乗ってみたいし、見てみたい」。 なぜミニなのか。同社の説明は「機内の快適性を知っていただく一環で、目新しい服にした」。ただ、快適性とスカートの丈とは「特段関連していない」。今月1日には別の新路線の就航記念に1日限定で採用。那覇―石垣線では7日まで着用させた。「着用は同意したCAだけ」と強調する