スパッと真っ直ぐに切られた綺麗な傷口は、治りが早い印象があります。 しかし、真っ直ぐな傷口よりも格段に早く治る傷の形があるようです。 シンガポール・南洋理工大学(NTU)はこのほど、波状にクネクネしている傷口は真っ直ぐな傷口よりも治癒スピードが5倍早いことを発見しました。 特に今回の研究では、波状の傷口の方が早く治る細胞のメカニズムが世界で初めて解明されたとのこと。 この知見は例えば、「真っ直ぐではなく波々に切開する」というような外科手術の改善に役立つでしょう。 研究の詳細は、2023年4月25日付で科学雑誌『PNAS』に掲載されました。