静岡市は2017年の「第75回世界SF(サイエンスフィクション)大会」の招致に乗り出す。SFファンや作家、科学者らが集う国際的イベントで、招致に成功すれば、2007年の横浜市以来、2回目の日本での開催となる。 世界SF大会は1939年にスタートし、戦時中を除いて毎年開催されている。作家や科学者、映画関係者の講演・パネル討論、コスプレショー、SF作品の表彰・人気投票など多彩な催しが展開される。毎回、延べ1万5千人が来場するという。 7月に茨城県つくば市で開かれた日本SF大会で、日本のファン組織が静岡市への招致を決めた。市はMICE(マイス=集客交流イベントの総称)推進事業の一環として、招致活動や大会運営を支援する。 ファンによる招致委員会は今月14〜18日に英ロンドンで開かれる第72回大会で正式に開催都市に立候補し、招致ブースを設ける。市や市観光コンベンション協会も職員を派遣し、富士山