●はじめに 『平成23年国民健康・栄養調査結果の概要』によれば、現在習慣的に喫煙している国民は20.1%で、性別では男性32.4%・女性9.7%とされています。男性の喫煙率は先進国の中で飛びぬけて高いです。 では、医師・看護師の喫煙率はどのようになっているのでしょうか。限られたデータではありますが、少し調べてみました。 ●医師の喫煙率 日本医師会は4年ごとに喫煙率の調査をおこなっています(私は回答した記憶はないのですが・・・)。それによれば、2000年の時点では高い喫煙率(男性27.1%・女性6.8%)でしたが、2012年の第4回日本医師会員喫煙意識調査実施によれば、喫煙率は男性12.5%・女性2.9%と低下しています。すなわち、日本の医師の喫煙率は男女ともに国民の平均喫煙率の半分以下ということになります。 数値だけみれば、まだまだ高いと思います。 診療科別の喫煙率では、さすがに呼吸器科が
喫煙率は年々低下しているのに、肺がんで亡くなる人は増えている。どうしてだろう。 たばこは多くの発がん物質を含み、がんの原因の3分の1を占めるとされる。なかでも肺がんは、喫煙と強く関係しており、喫煙者の方が男性で4・4倍、女性で2・8倍なりやすい。 日本での肺がんによる死者は1960年に5000人余りだったのが、98年には5万人を超え、胃がんを抜いてがんの種類別死亡原因のワースト1になった。その後も増え続け、2008年は約6万7000人が肺がんで亡くなっている。 でも、たばこを吸う人は減っているのに、なぜ? 国立がん研究センターたばこ政策研究プロジェクトリーダーの望月友美子さんは、「がんは、正常細胞がゆっくりとがん化していく病気。このため、喫煙率低下の影響が表れるのには、時間がかかる」と説明する。 世界でいち早く、たばこによる健康被害に警鐘を鳴らし、1960年代半ばから消費量が減り始めた米国
カウンセラーとしての日々の仕事から解放され、信田さよ子が自由に深夜の想念を綴るMidnight Blog 2010年03月28日 「禁煙ファシズム」とアルコール 桜の開花宣言が出たと思ったら、季節外れの寒さに見舞われている。開きかけたつぼみも、寒気の中で固いままに留まっている。 今日の午後カフェに入ったのだが、室内は全面禁煙になっていた。戸外のオープンテラスは喫煙OKということで、数人がダウンを着込んだまま寒そうにコーヒーを飲みながら煙草を吸っていた。 新幹線といい、各省庁といい、どんどん喫煙者の肩身は狭くなるいっぽうだ。そんな風潮を「禁煙ファシズム」と名付けるひともいるが、かつての喫煙者である私も同調する。 理由は、別に喫煙を再開したいわけではなく、アルコールへの異様な寛容さと比較してのことである。 70年代からアルコール依存症にかかわってきたが、とにかく男性も女性もよく死ぬ。不
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