TBSホールディングスが売却の意向を示しているプロ野球・横浜ベイスターズについて、家電量販のノジマ(横浜市西区)が買収に名乗りを上げたことが2日、分かった。野島廣司ノジマ社長は神奈川新聞社の取材に「横浜の企業として、ベイスターズが別の地域に行くのを止めたい」と強い意欲を示した。 買収を打診したのは、横浜の売却方針が広く報じられた1日。TBS側の担当者に、野島社長が直接申し入れたという。 野島社長は提示した買収金額などについて「今は言えない」とした上で、「先方には『協力できる』と伝えた。返答はまだ来ていない」と述べ、これから交渉を本格化させたい考えを示唆した。 野島社長は以前から横浜獲得に意欲を示している。数週間前もTBS側の幹部と接触し、協力する旨を伝えたばかりという。 首都圏を中心に約90店舗を展開するノジマは、地盤となる県内での出店を強化している。買収により知名度を高める狙いも