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ブックマーク / mubou.seesaa.net (53)

  • 6歳の長男とお風呂に入りながら話したこと、ないし「調べなければ分からないこと」と「考えれば分かること」: 不倒城

    帰り際に次女が深く寝入ったので、奥様が次女を寝かしつけている間に、私が長男6歳・長女2歳をお風呂に入れた。わしゃわしゃと体を洗わせ、わしゃわしゃと頭を洗い、容赦なくざばーーっと流した後湯船に放り込むだけの簡単なお仕事である。 その時長男と話した内容が、妙に刺さったというか、えらく真剣に聞いていたので、割と適したたとえ話だったかなーと思い、記録代わりに会話のログを残しておく。 発端は、太陽や木星の大きさについて話していたことだった。 息子「ねーパパ、もくせいって一番大きいの?太陽より大きいの?」 私「地球よりずっと大きいけど、太陽程は大きくないよ。太陽は、太陽系で一番大きい」 息子「太陽は木星の何倍くらい大きいの?千倍くらい?」 私「んーー、球の大きさ(半径のつもりで言っている)だけなら10倍とかそれくらいじゃないのかな?重さはもっとずっと太陽の方が重いけど」 息子「大きいのと重いのは違うの

  • 何故「ネガティブ」な人が無理に「ポジティブ」にならなくちゃいけないのかよく分からん: 不倒城

    「ポジティブ・ネガティブ」とか「プラス思考・マイナス思考」とかいう言葉も結構いー加減なマジックワードでして、厳密に定義しないままいー加減に書くので「いわゆる」をつけて読んでいただければと思うんですが。 持って生まれた性格や、長年馴染んできた考え方を変えるのって、物凄く大変だしストレスになると思うんですよ。自分を一度バラして再構築するような作業ですしね。物凄いコストがかかる。物凄いコストがかかる割に、根から改善出来る保証はない。というか、根から改善出来る可能性は割と低い。 で、「ネガティブな自分を変えよう!」とか、「ポジティブになれば人生楽しいよ!」といったことを喧伝する方は、その辺のコストについてはちゃんと考慮してるのかなー、と、たまに疑問に思うことがあります。 「ポジティブになれば」とか簡単に言うけどそれめっちゃ難しいことなんじゃないの、と。それによって得られるかも知れないリターンは

  • 無知を知ることの難しさ、あるいは味覚糖というメーカーを知らなかったと言ったら皆に「えっ」された件: 不倒城

    義母が泊まりに来てくださっていた訳です。 で、義母が行った病院で、べたことがなかった美味しい飴があったそうで、その飴の名前を忘れてしまっていたとか、その飴見つかったー買ってきたーというような話を奥様がしていた訳です。なんか忘れましたが「塩の花」とかそういう名前だったと思います。私もべさせてもらいましたが美味しかったです。 で、よく事情は分かりませんが珍しい飴っぽいのでメーカー見るじゃないですか。味覚糖って書いてありました。知りませんでした。 私「あー、どこか地方のメーカーさんですかね?」 義母「えっ」 私「えっ」 奥様「味覚糖知らないの!?飴べたことがある日人が味覚糖知らないのは、ファミコン好きが任天堂知らないようなものだよそれは」 などと誹謗されたので、味覚糖とは当にそんなに有名なメーカーなのかOIOIいくら何でもおおげさだろ、と思ってTwitterで聞いてみたら、「味覚糖知ら

    kaeru-no-tsura
    kaeru-no-tsura 2012/08/01
    菓子メーカーって意外と地域性強いからそういう反応も出るかも。ところでしんざきさんはキャベツ太郎のメーカーはご存知なのだろうか(私は知らない)
  • 竜王はローラ姫を全く有効利用出来ていないのではないか: 不倒城

    言いたいことを箇条書きで書くと、以下のようになる。 ・何らかの目標の達成の為に「重要人物の拉致」という手段を取るならば、戦略目標を綿密に定めないとコストに見合わない。 ・一般的に考えて、「重要人物の拉致」を何かの手段として行うとすれば、達成すべき目標は何かというと、「解放を前提に、取引材料として優位な条件を引き出す」か、「殺害を前提に相手の動きを抑え込む」のどちらかである筈である ・然るに、世の中の姫さらいヤー達の行動を見ていると、いまいち上記二点が達成出来ているとは思われず、むしろ場当たり的に姫をさらっているのではないかと思われる節がある ・世の中の魔王的な人はもう少し戦略眼を養うべきなのではないか うむ。言いたいことは大体書いた気がするので、後はざっくばらんにいこう。 竜王に限らず、クッパでもミスターXでも雪草妖四郎でも大魔王ゴンディアスでも大体似たようなことがいえるのだが。 世の中に

  • ラピュタには何故自爆コマンドが用意されているのか: 不倒城

    バルスのことなんですけど。 大多数のネットユーザー諸兄はご存知かと思うが、バルスは天空の城ラピュタにおける「滅びの言葉」である。劇中ラストシーンにおいて、家伝の飛行石を手にしたシータとパズーが「バルス!」と叫ぶと、なんか飛行石がやたら光ってムスカさんが目が目が星人になったりラピュタがぶっ壊れたり、色々とエラいことになる。 「バルス=滅びの言葉」という図式の定着度・認知度はWeb上では恐ろしい程であり、ラピュタ放映時には実況板が「バルス!」の書き込みとAAで埋め尽くされるという。 まず考えなくてはいけないのは、このバルスという命令は一体何の為に用意されたAPIなのかということである。 ラピュタは人工物なので、当然設計者や開発者がいた筈である。そして彼らは、管理権限キーっぽい小さな飛行石に、複数のコマンドを用意している。「困った時のおまじない」であるとか、「滅びの言葉」がそれである。飛行石を身

    kaeru-no-tsura
    kaeru-no-tsura 2011/06/17
    >ムスカさんは開発者に怒っていい wwww
  • ある情報の妥当性を判断する基準、についての個人的まとめ。: 不倒城

    先に結論から書いてしまうと。 ・その情報の発信者は、一次ソースにどれだけ近いか? ・その情報の発信者のポジション、立ち位置は明確か? ・その情報の発信者は、その情報が流布されることによってメリット・デメリットを負っているか?それは明確か? ・その情報の発信者のプロフィールは明確か?それは発信される情報と矛盾しないか? ・その情報の発信者の他の発信、普段の行状を追うことは可能か?それは発信される情報の信頼度を下げないか? 大体、ぱっと思いつくところではこれくらいかなー、と思います。 最近、特に震災関連では様々な情報が乱れ飛んでおり、中には相互矛盾する情報や、デマ、ジョークなども入り混じっており、大変カオスな状況を呈しております。 現在、Webを利用出来る我々は、色々な情報を取得して、かつ相互に比較対照し、どれが妥当かを判断出来るという、一昔前からは想像も出来ない、とても有利な位置に立っており

  • 星型の人間関係と、網型の人間関係: 不倒城

    というものがある、というのは多分よく言われることなのだろうと思う。 以下、最近なんとなく思ったこと。 星型の人間関係というのは、星図のような人間関係。自分や、他の誰かを中心にして、一対一の人間関係が複数出来ている状態。一昔前のWebではそんなに珍しくなかったと思う。 網型の人間関係というのは、文字通り網のような人間関係。自分と他の誰かは知り合いで、一方他の誰か同士も知り合いである状態。学校や会社等の組織は大体こっちだ。 私は、結構上の二つを厳密に区別していて、自分のことを「星型の人間関係を作るのはそこそこ得意だけど、網型の人間関係を作るのはあんまり得意じゃない」と評価していた。 私は、知らない人と知り合いになるのはそんなに苦労せずに出来る、と思う。知り合いのいないところで知り合いを作るのもそこまで苦手ではない、と思う。ただ、知っている人と知っている人同士を知り合いにすることは、昔からあまり

  • 悪の組織は失敗した部下を粛清すると弱くなる。: 不倒城

    どういう話かというと。 なんだか悪の組織のボスは、失敗した部下が「も、もう一度チャンスを…」とか言っても「無能者が!死ね!」とか言って粛清しちゃったりすることが割とあるけれど、勿論これは人材マネジメント上の重大な錯誤である。 人材は成功体験ではなく失敗体験からこそ育つものだ。人は必ず失敗をする。そして、失敗から人は様々なことを学ぶことが出来る。 ・「何故失敗したか」ということによって、今後そのリスクをどう避けるかを学ぶことが出来る。 ・失敗を最小限にとどめる方法を考えることによって、リスク管理の能力を高めることが出来る。 ・失敗から状態を立て直すことによって精神的タフネスが向上する。 ・失敗後、撤退戦を指揮することによって「状況の収束のさせ方」を学ぶことが出来る。 その他諸々、盛りだくさん。成功体験から学べることなんて、せいぜい「そういうやり方で上手くいくこともあった」くらいのものだ。失敗

    kaeru-no-tsura
    kaeru-no-tsura 2010/04/21
    ゴーオンジャーの敵・ガイアークの皆さんは理想の上司だったよ!
  • とある局の放送作家の人に愚痴られた話と、テレビ番組制作者のジレンマ。: 不倒城

    一応ブログに書く許可を取ってはいるが、詳細は色々とボカす。 私の昔の知り合いで、いわゆる放送作家をやっている人がいる。彼に新春早々愚痴られた。 放送作家というと大仰だが、要するにテレビ番組の構成や脚を決める人であり、実際はディレクターの仕事もやっているそうであり、更に言ってしまうと何でも屋(これは彼自身の言葉を借りている)である。ディレクターをやっているなら別に肩書きはディレクターでいいんじゃねえかと思うのだが、敢えて「放送作家」を名乗るのは、良く分からないが彼の方針であるらしい。名刺に何と書いてあるのかは知らない。 で、何と愚痴られたのかというと、基的には上司に対する不平であるのだが、その内容が面白かった。 何でも、「最近色々とうるさいから、インタビューをなるべく編集するな」と言われたらしいのだ。 かなり以前からWebでは、例えばドキュメンタリー番組における「インタビューに対する編集

  • 「ヒャッハー!」という奇声の言語学的特性について。: 不倒城

    目次・記事一覧(1) レトロゲーム(185) 日記(770) 雑文(511) 書籍・漫画関連(55) 子育て・子どもたち観察(115) ゲームブック(12) フォルクローレ・ケーナ・演奏関連(86) FF14(40) レトロでもないゲーム(335) 始めたばっか(13) アナログゲームいろいろ(37) 人狼(48) ネットの話やブログ論(61) 三国志大戦(20) 無謀的世評(52) ゴーストライター(16) 大航海時代ONLINE(40) FF3(6) Civ4(18)

  • 結構本音で、いわゆる「結婚への高望み」の中身について聞いてきた: 不倒城

    当にひょんなことから、職場でこちらのエントリーについての話になった。 当は怖いガールズトーク 話した、というか話題にされた相手は、隣の部署のAさんである。どうもはてなー、というか増田によく書き込む人らしく、たまたまはてなブックマーク経由でまなめさんのまとめに辿り着いた。 彼女はモテないという。私は元来頭の頂点からつま先に至るまで純度100%の朴念仁である為、どういう女性がモテてどういう女性がモテないのかよく分からないのだが、人曰く「笑える程もてない」らしい。 非常にさばさばとした人で、酒も入ってない職場の席で、普通なら話しにくそうな話を平然とするので、ちょっと書き留めておきたくなった。 以下、会話の内容は編集しているが、大筋では話したまんま。 A:「これさあ、」 し:「はいはい」 A:「最近、「結婚に対して高望みし過ぎな喪女」みたいなスレとか記事とかよくみるけど。多分なんだけど、私に

    kaeru-no-tsura
    kaeru-no-tsura 2009/07/27
    ふむふむ。でももう“必要ない”んだよなぁ
  • 人は何故、「読むと不快になる文章」をわざわざ読みたがるのか。: 不倒城

    なんでだろう。 例えばブログ界隈をうろついてみる。何かを批判しているブログであるとか、何かにケチをつけているエントリーであるとか、つらつらと探してみる。 そういったブログのコメント欄など見ていると、頭が沸騰した様なコメントをつけている方がしばしば見られる。いわゆる「炎上」しているブログに限らず、ごく普通に運営されているブログの、ごく普通に批判を書かれているエントリーでもそういったコメントは見られる。その内容は批判ではなく、大体の場合罵倒や悪口雑言である。いや、まともな批判もあるにはあるのだが。 例えば、アンチ巨人のページをわざわざ見にいく巨人ファン。 例えば、ブログ論のページにわざわざ「ブログ論うぜぇ」と書き込んでいく人。 以前から不思議には思っていたのだが、未だにはっきりとは謎が解けない。つまり、「じゃあ見なきゃいいんじゃネ?」という疑問がどうしても私には拭い去れないのである。 という訳

  • 不倒城: mixiと2ちゃんの比較論

    一年前くらいに皆がやっていた議論だったりしたらどうしようかとも思うのだが、まあ世の中既出を恐れていては知は進まない様なそうでもない様な。まあ思いついてしまったので思いついたままに書く。半分雑記なので箇条書きで。 2つの巨大コミュニティーサイトの相似と相違について。双方に対して勉強不足の面があるので、間違いがあったらご指摘願いたい。 ・ネットのトラブルには二つの尺度がある。 まずは一般論から。 ネット上で口論だの喧嘩だの荒らしだのが起こる原因は様々だが、起こる過程にはざっくりと言って二つのレベルがある様だ。つまり「存在」と「認識」である。 「存在」というのは喧嘩の種の側を言う。つまりは、トラブルの元になる様な発言とか議論とか、あまり穏やかではないテキストがネット上に転がっている状態のことである。 一方、「認識」というのは喧嘩の受け手の側を言う。上記の「存在」自体はネットを見渡せばどこにでもあ