これから収穫が本格化する新米の価格の基準となる金額が主要産地で2割から4割の引き上げとなることがわかりました。 JAグループが、新米の集荷の際に農家に対して支払う「概算金」が主要産地で出そろいました。たとえば、北海道では「ななつぼし」は60キロあたり1万6500円で、去年より32%高くなります。 また、店頭のコメが品薄となっている状況を解消するため、生産者に、9月末までの出荷分に対してさらに3000円の上積みを行います。新潟の「魚沼産コシヒカリ」は去年より2割近く、茨城では4割以上高くなる銘柄もあります。 店頭価格にも影響が出ています。イトーヨーカドーではすでに店頭価格が去年の同じ時期に比べ1.2倍から1.5倍ほどになっていて、新米の価格も上昇すると見込んでいます。 買い占めが価格の高騰にもつながることから、農水省は、消費者に冷静な購入を求めています。