『AERA』という不思議な雑誌がある。「不思議」である理由は、創刊から20年以上たつにもかかわらず、いまだにどのジャンルにも収まらない、良くも悪くも居心地の悪さを感じさせる雑誌だからだ。タイトルは「Asahi Shimbun Extra Report and Analysis」の頭文字からとられているが、この手の語呂合わせを真面目に受け取っても仕方がない。今回は、いったい『AERA』とは何か、ということを考えてみたい。 実質的な競合誌(併読誌)と言えそうなのは、まずは『ニューズウィーク日本版』あたりだろう。両誌の印刷発行部数を比較すると『AERA』の16万部弱(2010年4~6月)に対し、『ニューズウィーク日本版』は7万部台と、ダブルスコアをつけている。ちなみに『AERA』とほぼ同じ部数なのが、ビジネス週刊誌の『週刊ダイヤモンド』だ。判型や紙質が近いこれらの雑誌と『AERA』は近いイメー
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