市民生活に欠かせないものとなった「宅配」だが、便利であるがゆえに犯罪に利用されるケースが多くなっている。今回は「転送サービス」が犯罪の手段として利用された。消費者が知らないうちに自分名義で携帯電話を契約されるというものだ。国民生活センターでは現在、「荷受代行」や「荷物転送」のアルバイトを絶対にしないよう呼びかけている。 今回の手口を見てみたい。SNSなどで「友達」から「いいアルバイトを紹介している人がいる」などと連絡がある。その誘いに乗ると、「アルバイトの内容は、電化製品や電子機器の入った荷物を指定の住所に送るだけ」「1回送る度に報酬(3000円から5000円)が支払われるという。 しかし、「バイトを始めるには運転免許証や健康保険証などの身分証明証が必要」と説明され、消費者は運転免許証などを画像に撮り、データを相手に送る。画像以外にも「名前や住所、生年月日、電話番号、報酬の振込先」などを伝
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