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ブックマーク / kanjinai.hatenablog.com (4)

  • 移植を待つ親は、子が脳死になったら臓器を出すか? - kanjinaiのブログ

    あしたの採決の前に、書いておきます。 もし仮にA案、A’案が通ったとしたら、これまで子どもの移植を訴えてきた親の方々は、つらい状況に追い込まれるのではないでしょうか。 それは、移植を待っているあいだに、不運にも、子どもが脳死になってしまった、あるいは心臓死になってしまったときに、親は脳死・心臓死の子どもから臓器を摘出して移植し差し出すかどうかを問われることになる、ということです。(いまはそういうことは日では生じません) このとき、 ・ 親には、脳死・心臓死になった子どもから臓器を摘出する法的義務はありません。 これは確かなことです。 問題となるのは、 ・ 親は、自分の子どもには臓器をくださいと言っていたのだから、自分の子どもが脳死・心臓死になったときには、自分の子どもから臓器を摘出して差し出す、道義的義務があるのかどうか? という点です。言い換えれば、 ・ 「うちの子どもに臓器をください

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  • 長期脳死、本人の意思表示@参議院での発言 - kanjinaiのブログ

    てるてるさんが、参議院厚生労働委員会7月7日の私の発言をまとめてくださいました。以下に貼り付けます。(細部の確認はネット中継をご覧ください) 参議院中継を実際にご覧になる方はおそらく少ないでしょうし、新聞などのメディアもほぼ報道しません。残るルートは、ネットだけです。コピペ自由です。 森岡正博 わたしは、衆議院提出B案の原案となった、いわゆる森岡杉案の提唱者のひとりでございます。 内容としましては、おとなについては現行法のまま、 こどもについては、こどもにも意見表明の機会を与える、という案であります。 参議院におきましては、個人的には、E案に親近感を抱いております。 きょうはおもにA案に対して疑問点を述べさせていただきます。 まず第一点でありますが、これは親族優先提供であります。 A案の親族優先提供の条項は、削除すべきであると思います。 たとえば英国では、提供先の指定はガイドラインで禁止

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  • 「女性専用車両の学際的研究」を公開しました - kanjinaiのブログ

    大阪府立大学大学院の、現代人間社会分野の院生たちによる研究レポート、『女性専用車両の学際的研究:性暴力としての痴漢犯罪とアクセス権の保障』居永正宏・川端多津子・寺野朱美・橋爪由紀著(2008年8月)が、大学サイトにて公開されました。 女性専用車両の成立経緯と、痴漢犯罪のとらえ方についての、現状でもっともまとまった研究レポートではないかと思います。インタビュー、アンケート結果は、学術的価値も高いと思われます。 以下に「はじめに」の一部と目次を載せておきます。 女性専用車両の学際的研究:性暴力としての痴漢犯罪とアクセス権の保障 居永正宏・川端多津子・寺野朱美・橋爪由紀 はじめに 報告書は、女性専用車両を中心軸とし、それに直接関係する痴漢 、さらに近年頓に社会的な関心を集めている痴漢冤罪を扱ったものである。「女性専用車両」とは、女性のみが乗車できる電車の車両のことであり、近年日各地の鉄道会社

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  • 秋葉原事件と「男性性」 - kanjinaiのブログ

    今日、大阪京都を往復する時間を利用して、杉田俊介『無能力批評』を読み終えた。このは、たぶん、とても読者を選ぶだと思う。が、私の年度前半期のベストブックであった。 無能力批評―労働と生存のエチカ 作者: 杉田俊介出版社/メーカー: 大月書店発売日: 2008/05/01メディア: 単行購入: 10人 クリック: 258回この商品を含むブログ (43件) を見る いいたいことはたくさんあるが、とりあえず、このでもっとも引き込まれたのは、最終章あたりの「「男性弱者」と内なるモテ幻想」という章だった。タイトル見ただけで、分かる人は内容が分かるかとも思うが、この章における杉田の、男性性と暴力性と非モテについての考察は豊穣である。そのうえでいきなり言いたいことを言うと、杉田は、今回の秋葉原事件について書くべきではないか。この章を読みながら私は秋葉原事件のことをずっと考えていた。この章は、あの

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