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ブックマーク / note.com/cafenoir (5)

  • 今だからこそ見て欲しい『ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート』|成宮

    2022年4月7日、『ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート』、略して…どう略するのが一般的かわからないのでとりあえず『ジョセフ~』が開幕した。 当なら2020年4月に華々しく開幕するはずだった。だが、2020年春といえばコロナ禍が格的に始まった頃。他の多くの演目と共に、『ジョセフ~』もまた全公演上演中止に追い込まれた。 …母さん、あの当時世間をにぎわせてた『演劇界2020年問題』って、当は「2020年は注目の作品が上演予定されすぎて観客困っちゃう」って意味でしたよね…真逆の意味になってしまったけども。 あれから2年、コロナ禍は終息の気配がいまだまったく見えないけれど。演劇界はこの感染症との折り合いを少しずつつけ始め、あの頃中止になった作品達のいわばリベンジ上演が盛んにおこなわれるようになった。 そして、このやたらめったら長いタイトルのミュージカルもまた息を吹き

    今だからこそ見て欲しい『ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート』|成宮
  • 2021年版・おすすめ!大人ひとりでも楽しめるミュージカル『ピーターパン』|成宮

    ブロードウェイミュージカル『ピーターパン』2021年度版初日を見てきた。大人が、ひとりで。 いや、ミュージカルを大人がひとりで観劇することは別段珍しいことではない。この未曾有の感染症禍の中、「ひとり〇〇」の需要はどんどん高まっている……なんて面倒くさい話ではなく。ミュージカルファン・俳優ファンの人達、おひとり様観劇でも劇場に行ったら知り合いにバッタリ会うイベントが頻繁に発生するし、別に知り合いに会わなくてもひとりで見るし、なんなら同趣味の知り合いがリアルにいないことも多々あるし。 ――――ただ、問題は演目であって。 ミュージカル『ピーターパン』といえば40年続く国民的ファミリーミュージカル。たとえば、普段演劇にあまり馴染みのない方々に「ミュージカルといえば?」と聞いたとして。最近はCMや映画、あるいは映像でご活躍の舞台俳優の皆様の影響で、『ライ〇ンキ〇グ』やら『レ・ミ〇ラブル』やらといった

    2021年版・おすすめ!大人ひとりでも楽しめるミュージカル『ピーターパン』|成宮
  • ミュージカル『魍魎の匣』と「原作付き作品」|成宮

    ミュージカル『魍魎の匣』を見た。 前提として、書いている自分のスペックは ・学生時代に原作である百鬼夜行シリーズ(とは呼ばれてなかったが)が立て続けに刊行され、当時夢中になって読んだ世代。 ・十数年前に今作主演俳優の初舞台である超有名2.5舞台をきっかけに演劇に触れて以降、大手興業主制作ミュージカルをメインに観劇し続けている。 ・2.5舞台は十年以上遠ざかっている。小劇場系はほぼ見ない。 ・今回の舞台は演出家氏はわりとお馴染み、主催劇団は初めまして、レミゼ出演組以外のほとんどのキャストが初めまして、劇場も初めて。 ・いわゆる狭義のオタク(※余談だが百鬼夜行シリーズは友達の元ジャンル)。 最初は純粋にミュージカルそのものの感想をまとめられたらと思っていたのだが。主演俳優のファンであること、そして原作にそこそこ思い入れがあること、そういうのを合わせると多分フラットな…もっと言えばバイアスのまっ

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  • 成宮|note

    舞台『キングダム』のすすめ~ネタバレなし紹介&ネタバレあり雑感~  ※このnoteは「原作未読なテニミュ1st由来の浅いミュージカル好きによる舞台『キングダム』のネタバレなし紹介、 それから作品のいわゆるメタ構造(と勝手に思ってるもの)について好き勝手に書きなぐるよ」というスタンスです。 あらかじめご了承ください。 (※記載の情報は東京公演ベース。一部、大阪&福岡のことも追記で記載) ◆はじめに◆ 『キングダム』という単語を聞いた時、思い浮かべるものは人によって様々だと思う。だが近年に限って言えば、集英社週刊ヤングジャンプで連載中の漫画

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  • 【未見の人向け】ミュージカル『ゴヤーGOYAー』プレゼン|成宮

    突然だが、「耳の聞こえない芸術家」と言ったらあなたは誰を思い浮かべるだろう。あるいは、「スペインを代表する画家」と言ったら。 自分の場合、「耳の聞こえない」と言ったらまず思い浮かぶのはベートーヴェンだ。次にゴッホ…いや、あれは耳を切り落としただけで聞こえないわけじゃないか。そして「スペインを代表する」と言えばピカソ。というか、それしか浮かばなかった。 が。 2021年4月8日、日比谷・日生劇場で華々しく(?)幕を開けたミュージカル『ゴヤ―GOYA―』の主役は当然、ベートーヴェンでもゴッホでもピカソでもない。 フランシスコ・デ・ゴヤ、『裸のマハ』『我が子をらうサトゥルヌス』などを描いたスペインの画家。タイトルだけ並べてもピンと来なくても、見たら絶対わかる有名な絵の数々を生み出した人。タイトル通り、彼の半生を描いたミュージカル。 大劇場で上演されるグランドミュージカルと呼ばれる大作のほとんど

    【未見の人向け】ミュージカル『ゴヤーGOYAー』プレゼン|成宮
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