by toramaru子(10年以上に渡って介護福祉系の業務に携わり、現在は主任介護支援専門員として勤務。) 2017-01-03 日本における65歳以上の高齢者が子と同居している割合は年々下がり続けています。1999年には50%となり、2013年以降は遂に40%以下という水準を辿っている状況。高齢の両親に介護が必要になった時、子世帯が同居できるケースは少ないですが幸運なことに同居できる世帯もあります。しかしこの「幸運」が、新たな家族の形成に様々な影響を与えることにもなります。息子家族との同居生活がスタートし、これまでの生活の変化や新たな家族の存在に悩んだケースについてご紹介しましょう。 ある日、息子家族と同居が始まる 80歳女性Aさんは82歳の夫と2人暮らし。Aさん自身は脊柱管狭窄症の手術後、腰から下肢にかけての動かしにくさがあり、家事を行うことに時間がかかるようになりました。夫は数年前