今度は隊員たちを紹介しよう。現在、東京消防庁・千住消防署のファーストエイドチームは工藤諭隊長(左)と仲野孝洋隊員の2名で運用している。2020年1月7日の運用開始以来取材時の5月下旬までに100件以上の出動実績がある。 ファーストエイドチームは2名、2台体制チームを率いる工藤隊長によれば「毎当番で1件は出動がある」そうで、火災や救助の要請があれば消防ポンプ車と一緒に出動するという。工藤隊長や仲野隊員が休日の場合はほかの隊員が出勤するそうだ。 装備について言うと他の消防隊とは異なるスタイルになっている。ベースとなるEVトライクでは一般道を走行する時はヘルメットはもちろん、シートベルトの着用義務もないがファーストエイドチームは出動時には二輪用のヘルメットが必須なのだ。 なぜ、着用なのか伺うと「まだ運用して間もないというのと、導入例がない車両ということもあり、出動時に隊員保護の観点からヘルメット
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