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ブックマーク / www.wonderlands.jp (1)

  • 自転車キンクリートSTORE「富士見町アパートメント」 – ワンダーランド wonderland

    ◎演出家の責任と手柄のありか。 徳永京子 観客にとってメリットの多い上演形態ほど、制作サイドの負担は膨らむ。4人の人気劇作家の新作をまとめて観られる、1編が約1時間だから気軽、同じアパートを舞台にしているからセットの違いも見比べられるなど、ちょっとしたお祭り気分さえ感じる企画で注目を集めた自転車キンクリートSTORE『富士見町アパートメント』は、だからさまざまなリスクを抱えていたはずだ。 ひとつの例に、15分という短い休憩時間ごとにセットを完全転換する美術スタッフの労力があるが、最たるものは何といっても、全作を演出した鈴木裕美にかかるダブルバインドのリスクだったと思う。この公演は-鈴木自身が選んで声をかけたにも関わらず-、彼女がどの劇作家と相性がよく、またよくないかをはっきりと露呈させる構造を持っている。そして同時に、もし相性の善し悪しを考えないとするなら、どの劇作家が、もしくはどの役者が

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