<写真>去年4月、ジェクンド(玉樹)のケサル広場に千人以上のチベット人が集まり「不当な土地収用に抗議」するデモが行われた。 チベットでは成功した商人が当局に睨まれると、冤罪で逮捕され財産を没収されるということがよくある。例えば、2010年にはラサの豪商ドルジェ・タシ(*1)は亡命側に寄付したという罪を着せられ無期懲役の刑を受け、600億円と言われる資産を取り上げられた。環境保護家としても有名であった古美術商カルマ・サンドゥップ(*2)は文化財盗掘の罪を着せられ15年の刑を受けた。2人とも貧しいチベット人たちを助ける慈善家としても有名であった。 RFAによれば、最近、ナンチェンやジェクンドで有名な商人が拘束され、自宅や彼のホテルが取り壊されたという。彼もチベット文化を擁護し、貧しいチベット人を助ける慈善家として人気のある商人だったという。 ナンチェン・タシ(ནང་ཆེན་བཀྲ་ཤིས་47