兵庫県知事だった斎藤元彦氏が、違法行為疑惑を告発した県職員へ報復したことを理由に失職に追い込まれた。告発の中には昨秋の阪神・オリックスの優勝パレードに絡み兵庫県が信用金庫11行から計2000万円の協賛金を集め、見返りに補助金を増額した疑惑もある。さらに、県がパレード終了後に2000万円の協賛をある財団に頼み込み、即日了解を得ていたことが集英社オンラインの取材で分かった。なりふり構わず金策に走った痕跡を隠すためなのか、県は今も財団に大金の協賛をすがった事実を公表していない。 〈証拠画像〉開示文書 「X財団」はランクも金額も黒塗りに… パレード終了後に、宣伝ができないにもかかわらず集まった協賛金昨年11月23日のパレードは大阪府と兵庫県が中心となり、公費を使わずクラウドファンディングで費用を捻出するとぶち上げたが、大誤算の結果となった。 開催前日、斎藤知事(今年9月30日に失職)は記者会見で資