メガソーラー事業者に賃貸されることになった枕崎空港=枕崎市あけぼの町記者会見する神園征市長(左)と地頭所恵副市長=枕崎市千代田町 鹿児島県枕崎市は8日、運営する枕崎空港を来年3月に廃止し、跡地をメガソーラー(大規模太陽光発電所)事業者に賃貸する方針を発表した。2003年に運航会社が撤退して以降、旅客便、貨物便がなく、管理運営費がかさむため。 約21億円をかけ、1991年に全国初のコミューター空港として開港。利用の低迷が続き、滑走路は現在、自家用機やグライダーの利用しかない。管理運営の歳出超過累積額が昨年度末で約8億3500万円にのぼった。今後必要な整備費に約8千万円かかることも判明したという。 98年から県の消防防災ヘリの基地として使用され、この機能は維持する。 市は約10年前、空港の廃止を前提に、跡地への刑務所誘致に動いたが、実現しなかった。 関連リンク福岡の炭鉱跡にメガソーラー