5歳女児が元保育士の長田凪巧被告(27)から性的暴行を受けた事件で、長田被告に懲役15年を求刑。被害者家族が嗚咽と涙を流し、長田被告の行為を「心の殺人」と表現し、重い刑罰を求めた。被害女児らは夜中に突然泣き叫んだり、長田被告を許すことができないと訴えた。長田被告は事件後、反省の色がなく、弁償する気持ちもないと指摘された。検察は長田被告の犯罪が極めて卑劣で悪質だと述べ、一般予防の見地から厳重な処罰が必要と主張した。長田被告は自分の欲望を満たすために子どもたちを被害者にしてしまったと述べたが、誠実な反省の言葉には欠けており、法廷にいた人々の心に響かなかった。 父親が園長を務める勤務先の保育園(東京都墨田区)で少なくとも7人の女児に性的暴行を加えたとして計7回逮捕され、不同意性交などの罪に問われている元保育士の長田凪巧(おさだ・なぐみ)被告(27)の論告求刑公判が10月15日、東京地裁で行なわれ