2016年5月6日のブックマーク (1件)

  • 異常な性癖を持った殺人鬼が出現。叙述トリックが美しい作品『殺戮にいたる病』【小説感想】 - 漫画ギーク記

    < 蒲生稔は、逮捕の際まったく抵抗しなかった。 稔は、警察でもまったくおとなしく、質問されたことにはすべて答えた。 六件の殺人と一件の未遂について詳細に自白し、弁護士は国選で構わないと付け加えた。 試験判決したいして彼は控訴しなかったが、法務大臣の執行命令は、未だおりてはいないー。 東京の繁華街で次々と猟奇的な殺人を繰り返すサイコキラーが出現した。 異常な性癖を持った犯人による、くり返される凌辱の果ての惨殺。 殺害をする犯人、それを追う元刑事、その家族の三つの視点が事件を追いかける。 ”叙述トリック”が美しいサスペンス小説。 どれだけ警戒をして読んだとしても、最終的に騙されることが間違いない。物語が一瞬で全て反転する。 かなり悪趣味で気分が悪くなるほどのグロテスクなシーンが何度かでてくるので読む前に少し覚悟が必要。 ただし、それを差し引いたとしてもぜひ読んでほしい名作小説である。 「殺戮に

    異常な性癖を持った殺人鬼が出現。叙述トリックが美しい作品『殺戮にいたる病』【小説感想】 - 漫画ギーク記