人生80年時代、いや100年時代とも言われ始めた。老後は2000万円の貯蓄がないと生きていけないなどとも叫ばれだした。安定した年金の支給に危機感をいだいた国は、その責任を企業に押し付け、定年を65歳から70歳に引き上げることを義務付けようとしている。 企業側もたまったものではない。定年の延長は人件費負担の増加に直結する。国はシニア人材の活用を、と綺麗ごとを並べるが、社会人になりたての頃からずっと雇い続けてきた企業からみれば、一部の優秀な社員を除いた大半はすでに「用済み」というのが実態だ。 出世競争には負け、会社に対するロイヤルティーも失われ、しがみついているだけの社員をさらにあと5年も10年も養わなければならないなんて勘弁してもらいたいというのが本音だろう。 「今に見てろよ」と起業に走る“おじさん”たち おじさんだってプライドがある。いやいや雇ってもらい、部屋の片隅に机だけ用意され、元部下
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