これはわたしがプレゼンで失敗したときに、元上司から受け継いだちょっとしたおまじない。 このおまじないのおかげでキャッチコピーを考えるのがとても楽になった。 ある観光地にお店を開いた、脱サラオヤジの物語 脱サラした一人のオヤジが生まれ故郷の観光地にお店を開いた。 地元で採れた果物や野菜をミキサーにかけ、果汁100%のジュースを売るフルーツパーラーだ。 ほんとうは脱サラの定番であるラーメン屋を開きたかった。 だけど観光地でラーメンを食べる観光客は昔ほど多くないらしい。 事実、幼馴染のシゲちゃんが父親から引き継いだラーメン屋は売上が落ち込み、カレーやうどん、冷やし中華、さらには焼きそばまで始めたが、結局は潰れてしまった。 オヤジは考えた。 考えた末に行きついたのがフルーツパーラーだった。 自然と古い町並みに恵まれたその観光地は、夏は子供連れの家族やカップル、春や秋は定年したじいちゃんばあちゃんや