石油元売り大手のコスモ石油は、アメリカでシェールオイルの掘削に伴って生産される原油の一種「コンデンセート」を日本に初めて輸入し、9日、そのタンカーが三重県四日市市の港に到着しました。 コスモ石油がアメリカから輸入したのは「コンデンセート」と呼ばれる原油の一種で、地下深くの固い岩石の層からシェールオイルやシェールガスを掘削する際などに生産されます。 コスモ石油が輸入したアメリカからのコンデンセート30万バレルを積んだタンカーは9日午前、四日市市の港に到着し、作業員たちが陸上のタンクに移す配管の接続などを行いました。 コスモ石油は、輸入したコンデンセートを、中東から輸入した原油と少しずつ混ぜながら使用し、ガソリンなどに精製して販売することにしています。 アメリカではオイルショックをきっかけに1975年以降、原油の輸出を原則として禁止してきましたが、シェールガスやシェールオイルの生産が拡大したた