ソニーは外部との連携で継続的な革新を生み出す取り組みを加速している。AI分野も例外ではない。ソニーコンピュータサイエンス研究所(東京・品川)は、天才プログラマーと呼ばれた起業家の清水亮氏らと2017年に新会社を設立。ソニー流と清水氏のビジョンとの融合で、世界を変えるAIの創出を目指す。 17年11月、報道陣の前に立った清水氏は宣言した。「みんなのAIを作るプロジェクトをスタートします」。清水氏は、ソフト開発のスタートアップ、UEI(東京・台東)の社長として知られていたが、この日の肩書はそうではない。ソニーコンピュータサイエンス研究所(以下、ソニーCSL)、投資会社の米WiL(カリフォルニア州)と3社で設立したジョイントベンチャー、ギリア(東京・台東)の社長としての発言だった。AI時代に向け、世界中の誰もが恩恵を受けられる新しいAIの開発を目指すと話した。 手書き端末にソニーが注目 清水氏は
![ソニーは「世界を変えるAI」を創れるか 天才プログラマーが社長](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c4dafe58151c6e525cb93de457f983353e49cca1/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtrend.nikkei.com%2Fatcl%2Fcontents%2F18%2F00111%2F00005%2FPh3_m.jpg)