いよいよ就活のシーズンが始まった。今年のキーワードは「長期インターン」。これまでの「常識」が変わろうとしている。 【表を見る】一口にインターンと言っても4つのタイプがある * * * リクルートスーツ姿の大学生が目立ち始めたこの季節、早稲田大学法学部3年生の早馬光(はやまひかる)さん(20)が向かうのは企業説明会、ではない。東京・渋谷にあるサイバーエージェントのオフィスだ。ここで昨年6月からインターンを始め、10月に同社から内定を得た。現在はほぼ毎日、配属予定のAbema(アベマ)TVの制作現場を駆け回っている。 就職情報大手のディスコによると、早馬さんのように3月1日時点で内定を持つ2020年卒の学生は全体の13.9%と昨年同時期の8.0%を大きく上回る。面接・内定時期の前倒しが加速している模様だ(グラフ参照)。 「インターン参加企業からの内定」が増えているのも特徴で、現在内定を持つ