地域のことって、自分(private)のことであると同時に、みんな(public)のことでもあり、境界があいまいです。 東京のような都市は、家庭(private)と仕事(public)をはっきり分けることができるけど、地方は違う。地元の出来事を発信することもあれば、私的な出来事を発信したりもする。 震災以降、地方に移住した人たちが、地元のことを発信する写真が生まれました。 アートのような自己表現(private)でも、コマーシャルのような公共(public)でもない、その間にある写真。人と人とをつなげる写真。 写真家のMOTOKOさんは、その写真活動を「ローカルフォト」と名付け、2013年に小豆島に暮らす女性7名の写真グループ「小豆島カメラ」を立ち上げました。 色づくレモン、お豆腐屋さんの後ろ姿、魚屋のおじちゃんの笑顔、夕日がうつる穏やかな海。 「小豆島カメラ」のFacebookページから