埼玉県警狭山署は8日、東京都東村山市久米川町5丁目、タイル工肥田武寿さん(42)に暴行を加えたとして、妻の肥田夏美容疑者(26)と、夏美容疑者の弟の同県入間市春日町2丁目、多胡智春容疑者(23)を傷害の疑いで逮捕したと発表した。 調べに対し、両容疑者は「武寿さんが給料を渡さず、話を聞こうとしないので腹が立ってやった」と話しているという。武寿さんは搬送先の病院で死亡しており、同署は傷害致死の疑いもあるとみて調べている。 狭山署の調べでは、両容疑者は3月5日未明〜7日午前11時、同県飯能市にある夏美容疑者の祖父母宅と入間市の実家で、武寿さんに殴るけるの暴行を加えた疑いがもたれている。両容疑者の母親(48)を交えて祖父母宅で話し合ううちに暴行を加えるようになり、7日朝に4人で実家に移った後も暴行を続けたという。