国営の中国中央テレビなどによりますと、中国東北部黒竜江省チチハルにある中学校で、日本時間の23日午後4時ごろ、体育館の屋根が崩落し、中にいた人たちが下敷きになりました。 当時、体育館には19人がいて、このうち8人は自力で脱出したり消防に救助されたりしましたが、合わせて11人の死亡が確認されたということです。 現地からの映像では、体育館の屋根がまるごと抜け落ちた様子や、大勢の消防隊員が取り残された人を担架で運ぶ様子がみられます。 現地メディアによりますと、中学校は夏休み中で、体育館ではバレーボールのチームが練習をしていたということです。 また、体育館の隣の建物の工事にあたっていた業者が、体育館の屋根の上に違法に資材を積み上げていたことが崩落につながったとみられていて、警察が、業者の責任者らを拘束して原因を調べています。