ある36歳の男性は、フランスのメッツにある自宅から、約8時間かけてチェコのプラハにある売春宿「ビッグ・シスター」に通う。ここでは、無料でセックスすることができるからだ。そのかわり行為は50台以上のカメラで撮影され、インターネットで配信されることに同意しなければいけない。 「セックスはタブーでなくなった。もっと自由に考えなきゃ」とこの男性は言う。 2005年以来、1万5000人がここを訪れ、サービスを利用してきた。一方で視聴者は月額29・95ユーロ(約4800円)を払えば、インターネット上で素人のセックスを無制限で見ることができる。 サイトには一日約1万~1万5000件のアクセスがあるという。このビッグ・シスターはケーブルテレビ向けの「番組」も製作しており、米国やヨーロッパの数ヵ国で放送されている。 「目標は、世界初のリアリティー・セックス番組を確立することです」と同番組スタッフは話す。