たいていのブラック企業がブラックである理由は生産性が低いことに起因しており、それは経営陣の責任であるためである場合が多い。そういう人々が社員に対して「もっとみんなちゃんと会社のために働こうぜ」というのは間違っているか、すくなくとも褒められたものではないと思っている。無能な上層部のせいで現場が犠牲になりまくった日本軍みたいなものだ。 でも、組織の生産性が高くても、特に若い頃に厳しく詰められる(そして場合によっては結構長時間労働になる)仕事に就くという選択肢が残されていたほうがよいと思っている。今のところ、それが残っているのは、コンサルとかIBとか一部のPEくらいか。まあここも無能な上司のせいで無駄な仕事を大量にさせられる若手が多いのだけど、幸い僕の上司は全員尊敬できる人ばかりだった。 予め自分のバイアスについて白状しておくと、僕は小学一年生の頃から週末がない生活を送っていた。囲碁の道場では日