佐田岬メロディーラインは、愛媛県八幡浜市から西宇和郡伊方町三崎までの区間、延長約39kmに至る国道197号線の愛称です。この美しい絶景街道は、佐田岬半島の尾根に沿って半島の付け根から先端まで伸びており、「頂上線」とも呼ばれています。 早朝、佐田岬メロディーラインを走り始めると、風と潮騒、野鳥のさえずりなどの自然の音が聞こえてきます。特に面白いのは、一部区間の「メロディー道路」工法の舗装路面。タイヤの走行ノイズ音によって車が曲を奏でるように道路が作られているのです。法定速度内で走行すると、最適なテンポでメロディーが奏でられるとか。スローなテンポで聴くもアップテンポにするも自由自在です。 佐田岬半島は四国最も西に位置する半島で、日本一細長い半島としても知られています。リアス式海岸をなしており、背後に急峻な山地が迫り、平地はほとんどありません。佐田岬自体は四国最西端で、駐車場から約2kmのウォー