かつてわたしは 「みんなは本当のわたしをわかっていない。わかってくれない」 という、思い込みをしていました。 「わたしは真面目なところもあるし、繊細だし、人を思い遣れる優しい人なのに。そういうところを、みんなはわかってくれない」 と、思っていました。 悪いのは解ってくれない周りで、自分は正しいと思っていました。何て傲慢で何て恥ずかしい。 それを諫めてくれたのは、親しい友人でした。 「人はさぁ、相手の心まではなかなか読めないし、読み取ろうとする義務はないから、外見とか行動の一部である程度を判断するんだよ。それは仕方ないことだし、あたりまえ。だから、もし、こう見られたい自分、っていうのがあるのなら、そういう風に振る舞うしかないし、装えばいいんだよ。それをわざわざ隠して、人は解ってくれないっていうのは、ある意味傲慢だと思うよ」 [広告] 「そもそも本当の自分ってなに?全部ひっくるめて自分なんじゃ