「つけ麺」発祥の店として知られる人気ラーメン店「大勝軒」(東京・豊島区東池袋)の創業者・山岸一雄(やまぎし・かずお)さんが1日、死去した。80歳だった。 いとこの男性と共に、1951年に中野で独立したのをはじまりに、61年に東池袋店を開店。以降、「つけ麺の元祖」と呼ばれ、人気を博した。後進の育成にも力を注ぎ、弟子を100人以上輩出。のれんわけした店舗は、全国各地でファンの舌を楽しませている。 東池袋店は、区画整理の対象となったため、2007年3月に46年の歴史に幕を下ろしたが、1年後に旧店舗近くに復活。現在は弟子の飯野敏彦氏が2代目店長を引き継いでいる。