福岡県豊前市今市の津野田和子さん(87)方で、30~50年に1度しか咲かないというアオノリュウゼツランが開花し、話題になっている。高さ10メートルほどで、枝先に黄色い花がぎっしり咲いている。 津野田さんによると、35歳のころ鉢植えを買ってきた。10年ほどして庭に植え替えた。高さは1メートルほどだったという。これまで花が咲いたことはなかったが、今年の夏場になって葉の中心部分から茎が急に伸び始め、ぐんぐん成長して花が咲いたという。「不思議だと思っていたら、いきなり咲いた。私の米寿の祝いに咲いてくれたのかも」と喜んでいる。 市観光物産課によると、市内では10年前にもJR豊前松江駅構内で咲いて話題になったという。(小浦雅和)