【フランクフルト時事】ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が手掛けるソーセージが人気を博している。 社員食堂や、同社がスポンサーを務めるサッカーチーム「ウォルフスブルク」のホームスタジアムで販売。DPA通信によると、昨年は過去最高の720万本が売れたといい、排ガス不正で販売台数が落ち込んでいる本業より好調なようだ。 このソーセージは、カレー粉をまぶしたケチャップを付けて食べるドイツの国民的B級グルメ「カリーブルスト」。VWは1973年から生産しており、74年に発売した主力車「ゴルフ」より長い歴史を持つ。 南ドイツ新聞は19日、「(VWは)ソーセージの薫製でブナの木を燃やすが、排ガスが基準値を超えた事実は確認されていない」と皮肉っぽく伝えた。