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想像を超えるからこそ天才だ。将棋の最年少プロ棋士、藤井聡太四段(14)が7人の先輩プロ棋士と対決するAbemaTV将棋チャンネルの対局企画「藤井聡太四段 炎の七番勝負~New Generation Story~」の最終局で羽生善治三冠(46)と対戦し、111手で勝利した。解説に佐藤天彦名人(29)も駆けつけた注目の一局は序盤から激しい展開になったが、慌てる様子もなく落ち着いて指し続けた藤井四段が徐々に優勢に。ミスなく指し切った完勝譜で、将棋界全体の度肝を抜く勝利を挙げた。 勝つかもしれない。いや、これは勝つ…。対局が進むにつれ、落ち着いて指し続ける藤井四段の様子とは裏腹に、対局を見守る人々がざわつき始めた。「とても楽しい時間で、あっという間でした」。夢中で戦う中学生棋士の猛攻に、羽生三冠の指す112手目はなかった。新旧の天才同士の初対決。プロデビュー間もない14歳が、早くも将棋ファンの脳
昨年10月に史上最年少の14歳2カ月でプロデビュー後、公式戦13連勝など快進撃を続けている将棋の藤井聡太四段(14)。棋界を長く見守ってきた先人は、この新星をどう見るか。「神がかり的」と話すのは、故・村山聖(さとし)九段を描いたノンフィクションで昨年に映画化もされた「聖の青春」の著者で、日本将棋連盟が発行する雑誌「将棋世界」の編集長も長く務めた作家・大崎善生さん(59)だ。話題は藤井四段の称賛にとどまらず、間近で見てきた羽生善治王位(46)が1985年に15歳でデビューしたときとの比較や、コンピューターの将棋ソフトがプロ棋士を凌駕(りょうが)しつつある中での棋士像など多岐にわたった。【大村健一/統合デジタル取材センター】
将棋界に初めてとなる若き女流のプロ棋士が誕生しました。ポーランド出身のカロリーナ・ステチェンスカ女流3級が、2月20日、東京で行われた対局に勝って、プロとなる女流2級に昇級しました。 日本将棋連盟によりますと、外国人が将棋のプロになるのは、男性の「棋士」も含めて初めてです。カロリーナ・ステチェンスカさんはポーランド出身の25歳で、高校生のときに読んだ日本の漫画に登場する将棋に興味を持ち、インターネットの対局で腕を磨きました。 その後、プロを目指して4年前に来日。甲府市内の大学に通いながら女流のプロ棋士を養成する「研修会」に所属し、おととし10月には女流3級に昇級してプロ入りに王手をかけていました。 NHKの国際放送NHKワールドに出演したカロリーナさんのインタビュー日本語訳を全文掲載します。 インタビューの動画と英文は関連リンクからご覧頂けます。 ステチェンスカさん:はい、持ち駒の桂馬を、
将棋のプロ棋士を目指していた愛知県の中学2年生、藤井聡太三段が、3日、プロとなる四段昇段を決め、将棋界では史上最年少となる14歳2か月でプロ入りを果たすことになりました。 将棋のプロ棋士を養成する奨励会に所属し、去年、史上最年少で三段となって四段に王手をかけていました。 3日、東京・渋谷区の東京将棋会館で、三段の会員29人が争う「三段リーグ」の最終日の対局が行われ、藤井さんは通算成績を13勝5敗で終え、リーグ戦1位となりました。 三段リーグは、上位の2人がプロとなる四段に昇段でき、藤井さんはこのリーグを1期で抜けて将棋界で史上最年少のプロ棋士となることが決まりました。四段昇段のこれまでの最年少記録は、加藤一二三九段が昭和29年に昇段したときの14歳7か月で、来月1日に14歳2か月で昇段する藤井さんは、62年ぶりに記録を塗り替えることになります。
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